Xamarin逆引きTips

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Xamarin Studio/Visual Studioで「Ricty Diminished」プログラミング用フォントを使うには?

2015年1月28日

「Ricty Diminished」や「Source Code Pro」などのプログラミング用フォントを、Xamarin Studio/Visual Studioのコードエディターのフォントとして設定する方法。

デジタルアドバンテージ 一色 政彦
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 プログラミング時のIDE(統合開発環境)やエディターでは、どんなフォントを使っているだろうか? 標準のまま使っている人も多いと思うが、中にはこだわってフォントを設定している人も少なくないだろう。特に好まれやすいフォントは、例えば「0(ゼロ)」なのか「O(オー)」なのかなど、紛らわしい文字が見分けやすいフォントだ。そのようなフォントで人気があるのは、「Inconsolata」や「Source Code Pro」、「Ricty」あたりだろう。

 そのRictyが「Ricty Diminished」(リクティ・ディミニッシュト)という名前でより使いやすい形*1で公開されている。本Tipsでは、このRicty DiminishedXamarin StudioVisual Studioで使う方法を紹介する。

  • *1 以前のRictyでは、内蔵されているIPA日本語フォント(Migu 1M)のライセンス問題で、自分でスクリプトを実行してフォントを合成する必要があった。つまり、「Ricty」というフォントをそのままダウンロードすることはできなかった。

プログラミング用フォント「Ricty Diminished」

 Ricty Diminishedは、無料で配布されているプログラミング用のTrueTypeフォントである(ライセンスについては、GitHub上の公式ページを確認されたい。なお、フォントの再配布はできない)。Ricty Diminishedは、特に「Linux環境での研究・開発に適した」もので、「EmacsやVimを用いたC、C++、FORTRAN、Python、Perl、Ruby、AWK、sed、シェルスクリプト、LaTeXなどのコーディングにおける使用を想定している」と、提供元で説明されている。

 また、Ricty Diminishedの派生フォントとして「Ricty Diminished Discord」も同梱されている。これは、Ricty Diminishedの調和・統一感を乱す覚悟(=Discord: 不協和音)でASCII文字に手を入れているフォントとのことだ。

図1 「Ricty Diminished」(左)と「Ricty Diminished Discord」(右)の文字プレビュー
図1 「Ricty Diminished」(左)と「Ricty Diminished Discord」(右)の文字プレビュー

Ricty Diminishedフォントのインストール

 まずは、次のリンク先からフォントをダウンロードしよう。リンク先の右にある[Download ZIP]ボタンをクリックすればよい。

 ダウンロードした「RictyDiminished-master.zip」ファイルを解凍・展開して、フォントをOSにインストールしよう(インストール方法の1つは、Fontフォルダーに入れることである。参考:Windowsでの方法Macでの方法)。

  • IDEを起動していた場合、フォントインストール後に、そのIDEを再起動しないと、フォント一覧に上がってこない場合があるので注意してほしい。

Xamarin Studioで「Ricty Diminished」を使う

 Xamarin Studioでは、メニューバーの[Xamarin Studio]-[Preferences]Macの場合[ツール]-[Options]Windowsの場合を選択し、表示される[設定]Mac[オプション]Winダイアログの左側のツリーで[Environment]-[Fonts]を選択し、右側の領域の[テキストエディタ]欄で「Ricty Diminished」フォント(+本稿では「Regular」スタイルの「13」pt)を選択する(図2)。

図2 Xamarin Studioのテキストエディターのフォントとして「Ricty Diminished」の「13」ptを選択(Macの例)

ちなみにXamarin Studioの標準フォント(=変更前の値)は、Macは「Menlo」の12pt、Windowsは「Consolas」の10ptになっているようだ。

 Macで設定した結果、図3のようになった(左:設定前、右:設定後)。

図3 Mac版 Xamarin Studioでの「Ricty Diminished」フォントの表示(左:設定前=Menlo、右:設定後)
図3 Mac版 Xamarin Studioでの「Ricty Diminished」フォントの表示(左:設定前=Menlo、右:設定後)

 残念ながら、Ricty DiminishedとWindows版のXamarin Studioの相性はあまりよくないようで、少しフォントの一部が欠けているものが見られる(図4)。

図4 Windows版 Xamarin Studioでの「Ricty Diminished」フォントの表示(一部が欠けている)
図4 Windows版 Xamarin Studioでの「Ricty Diminished」フォントの表示(一部が欠けている)

Visual Studioで「Ricty Diminished」を使う

 Visual Studioでは、メニューバーの[ツール]-[オプション]を選択し、表示される[オプション]ダイアログの左側のツリーで[環境]-[フォントおよび色]を選択し、右側の領域の[フォント]欄で「Ricty Diminished」(+本稿では[サイズ]欄で「10」pt)を選択する(図5)。

図5 Visual Studioのテキストエディターのフォントとして「Ricty Diminished」の「10」ptを選択(Macの例)

ちなみにVisual Studioの標準フォント(=変更前の値)は「MS ゴシック」の10ptになっているようだ。

 設定した結果、図6のようになった(左:設定前、右:設定後)。

図6 Visual Studioでの「Ricty Diminished」フォントの表示(左:設定前=MS ゴシック、右:設定後)
図6 Visual Studioでの「Ricty Diminished」フォントの表示(左:設定前=MS ゴシック、右:設定後)

 使うフォントは、人によって好みが大きく異なるので、「どれがお勧め」というのは言いにくいが、ぜひ「Ricty Diminished」も試しに設定して使ってみてほしい。

 この他、「Adobe Fonts - Source Code Pro」も「かなりいい」という話は聞いている。これも本稿と同じ手順で設定可能だ。

※以下では、本稿の前後を合わせて5回分(第31回~第35回)のみ表示しています。
 連載の全タイトルを参照するには、[この記事の連載 INDEX]を参照してください。

31. Xamarin.AndroidでApplicationクラスを拡張するには?

Applicationクラスを拡張すると、アプリケーションイベントの発生時に独自の処理を実行したり、アプリケーションオブジェクトに機能を追加したりできる。その基本的な実装方法を解説する。

32. Xamarin.iOSでZipファイルを使用するには?(ZipFileクラス編)

iOSアプリ開発標準のZipArchiveライブラリではなく、.NET標準のZipFileクラス編を使って、ZIPファイルの圧縮・展開を行う方法を解説する。

33. 【現在、表示中】≫ Xamarin Studio/Visual Studioで「Ricty Diminished」プログラミング用フォントを使うには?

「Ricty Diminished」や「Source Code Pro」などのプログラミング用フォントを、Xamarin Studio/Visual Studioのコードエディターのフォントとして設定する方法。

34. Xamarin.FormsでBoxViewコントロールを拡張するには?

四角形を描画するBoxViewコントロールを拡張してネイティブ側で描画することで、角丸・枠線・影付きなどを実現する方法を説明する。

35. Xamarin.Formsでタッチイベントを処理するには?(iOS/Androidの各種ジェスチャー対応)

iOS/Androidにおけるタップやスワイプなどの各種ジェスチャーを、Xamarin.Formsで処理する方法を解説する。

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