編集後記:2014年9月の出来事
編集後記、始めます! 「最高の動物園?!」「タイミング」
Build Insider編集スタッフによる編集後記を毎月最終日に公開。今月は編集長いっしきより夏休み体験と、編集部員かわさきによるタイミングの重要性の話を。
突然ですが、「読者に、編集スタッフの顔も見せていこうよ!」っていうことで、編集後記(というかほぼエッセイですが)を始めることにしました。Build Insider編集スタッフの面々がその月に思い出深かった出来事など、何でも書く雑文です。気になる方だけ、息抜きとして読んでいただけるとうれしいです。毎月最終日の公開を予定しています。
Build Insider編集部のスタッフは、編集長のわたくし、一色政彦(いっしき)と、@IT Insider.NETの記事を中心に編集をしている外部スタッフのかわさきしんじさん、オピニオンコラムを取りまとめており、本サイト運営者でもある小川誉久、ロケスマ開発者として日々、Ruby&iOS開発をしており、ほぼ全てのBuild Insider記事をチェック&校正チェックしている遠藤孝信、の4人になります。@IT/Insider.NET編集部と同じスタッフです。よろしくお願いします。
この編集後記は主にいっしきとかわさきが書いていく予定です。
いっしき: 世界最高(?!)の動物園に出会いました
皆さん、「シマウマの香りのチーズ」って分かりますか? ワインのソムリエを目指しているぐらいのマニアであれば、「濡れた犬のような」という表現があることをご存じだと思います。これは良質の発酵臭がしている素敵なワインということなんですが、同じように、フレンチ屋さんでヤギの乳からできたチーズ(いわゆる「癖があるチーズ」)などをいただくと、「これはシマウマの香りがする」って直観的に思っちゃうんですよねぇ。「……えっ、シマウマを飼ったことあるの?! まさか食った?!」……なんてことはないです(笑)。
僕は北九州市戸畑区生まれで、小学校までその区内で引っ越ししつつ過ごしました。小学生の大半を「動物園が一緒になった、到津(いとうづ)遊園地」(北九州市小倉北区)の近くで過ごしたため、遠足などのあらゆるイベントが動物園で、男子・女子で遊びに行くときも動物園付きの遊園地に行っていました。その遊園地の、自宅に一番近い入り口付近にいたのがシマウマでした。入った途端「くっさ~」となるわけです。子供のときの臭いの記憶が強力で、「シマウマ臭」というジャンルが僕の中に独自に爆誕したわけです、はい。
シマウマだけでなく、園内のサルともコミュニケーションできていたり、かなりの動物好きです。自宅でも小さいときから、リス・ウサギ・ネコ・インコ・イヌ・カメ・金魚など、あらゆる種類の動物を飼ってきました。そんな僕が、久々に動物園に感動・興奮しました。今年の夏休み、和歌山のアドベンチャーワールドに行ってきたのです。
自分が体験して面白かったのは「バックヤードも体験できるスペシャルバスツアー!」。サファリツアー的に車で草食動物や肉食動物を見て回るのですが、途中でサイに餌やりができました。巨大な動物で怖いですが、口をパカッと開けて餌をくれるのを待ちます(写真右)。もちろん口の中に手が入らないように口の中に投げ入れて食べさせます。キリンへの餌やりは経験ありましたが、これだけ巨大な動物を柵が無い状態で、こんな間近で餌をやるのは初めてでした。子供だと怖いだろうなぁ。
また、このツアーでバックヤードに行って、檻の中にいるチーター(写真左)やライオン、熊など、いろいろな猛獣を間近で見ました。これは貴重。普通の動物園では檻はものすごく客から遠くしてあるからね。でもまぁ熊については、のぼりべつクマ牧場なら、餌をやったりガラス一枚越しにコミュニケーションとったりできるので、こっちの方がお勧めです。
さらにアドベンチャーワールドには、バックヤードでパンダに餌やりしたり、ガラス越しに写真を撮ったり、飼育方法などの説明を聞いたりできる、「パンダラブツアー」というスペシャルツアーがあります(写真右)。これはパンダマニアに垂涎のツアーです(ちなみに上野動物園と比べると、園内で通常通りにパンダを見た場合ですら、その見やすさは、はるかにアドベンチャーワールドの方が上です)。ただ、このツアー、大人気なので、朝一に並んで開園と同時に参加枠を確保しなければならず、かなり覚悟と根性がいることをあらかじめお知らせしておきます。
アドベンチャーワールドは他に「マリンライブショー」がめちゃくちゃ良いです。これは必見。そんな感じで僕のたくさんの動物園体験の中で、シンガポール動物園を抜いて世界1位に。旭山動物園も悪くはなかったけど、自分はそこよりシンガポールの方が好きでした。今回、そのシンガポール動物園を超えました。他には、台湾とか、ハワイとか世界の動物園にいろいろと行っていますが、ここを見ると、アメリカのヘンリードーリー動物園がトリップアドバイザーの口コミで世界トップらしいので、いつか行ってみるかな。
そんな感じで初回の編集後記は長編になりましたが、9月の3~7日に取った夏休みの話でした(※ちなみにその時期の記事は自動公開して、スマホを使って公開情報を流しました)。
かわさきしんじ:タイミング
今月からBuild Insiderで編集後記が始まりました。皆さま、初めまして。一色さんの下で編集をお手伝いしているかわさきと申します(といっても、私がお手伝いをしているのは主に兄弟サイトのInsider.NETの方ですが)。特にテーマはなく、適当なことを書いてもよさげなので、今回は自己紹介がてらツラツラと駄文を連ねてみようかと思っています。
そういうわけで、タイミングは大事です。そもそもボクが一色さんのお手伝いをするようになったのは、ある日、僕の中のリトルかわさきが「仕事が一段落したなー。あちこち行脚して回ろうか」とつぶやいたことに始まります。そこからは「捕獲された宇宙人」さながら、アッという間に東京近郊のK線H駅へとボクは連行され、何かをいう暇もなく、某氏に睨みつけられながら「ハイ! 決まりね!」とお手伝いをすることになったのです(もちろんウソです。とても丁重に扱ってくれたことは明記しておきます)。出版業界が決して好調とは言えないこのご時世。今になって振り返ってみれば、フリーの編集者にとっては何という幸運でしょう。ボクのつぶやきをキャッチしてくれる人がいなければ、こんな幸運は舞い込んではこなかったハズです。タイミングは重要ですね。
そもそもこの某氏、以前は某社のハイエンド雑誌「S」の編集長をしていらっしゃった方です。そして、同じ会社の別の部署で働いていたボクはその編集部への異動を内諾したことがありました。ハイ。そこでタイミング。異動が決まってしばらく経ったころ、その話は立ち消えとなりました。そうです。お分かりですね。休刊です。住み慣れた部署、ダメ編集者にありがちな乱雑な机とオサラバして*1、新たな環境への異動を決心した心は荒みまくって、体は膨らみまくったものです(ウソです。体はその前から膨らみまくっていましたし、心もその前から荒みまくっていました。体脂肪率は30%をラクラク肥えていたものです。誤字がありますが、だいたい合っています)。
- *1 往時の写真が発掘されましたが、本人の意思を尊重して、本記事には掲載しないものとします。
そういうわけで、タイミングは重要です。だって、9月末日といえば、業界大注目のWindowsの新バージョン「Windowsっす」もとい「Windows TH」(これホントなんですかねぇ)についての情報が流れ出すハズの日ですよ。でも、この編集後記を書いているのは9/30の午前4時。全く以てタイミングが合っていません。
それから、個人的には9/30にはちょっとヤバげなメールが着弾するかもしれないのです。それを編集後記で取り上げるかどうかはさておき、このタイミングで編集後記を書いていると、そもそもの判断ができません。うーん。タイミングは大事ですね。
さらにいえば、背筋に悪寒が走り、首筋が固まっているこの状況もまずいです。バッドタイミングです。夏風邪じゃあないので、バカじゃないとも言えますが、Windowsの晴れの日にこんな体調になるってのはWindowsにベッタリな社会人としては失格です(でも、普段は体力強化のためにMacBook Proを持ち歩いています)。と思いきや、新バージョンのWindowsに関するプレスイベントはライブストリーミングがないとかいう話もありますね。じゃあいいかぁ。
何より、記事の編集を放り出して、この編集後記なる駄文を書き散らかしているこの現状に困っているのです。ああ、これはタイミングというよりも、自分が悪いんですよね。そうですね。すいません……。
そういうわけで、今回はタイミングについて情報量ゼロの駄文をお送りしました。来月も頑張って情報量ゼロの駄文をお届けしたいと思います。
※編集部向けのコメントなどあれば、PCで本ページを開き、ページ下部にあるFacebookコメント欄にご記入ください(※コメントは基本的に即座に一般公開されますので、その点はご了承ください)。
※以下では、本稿の前後を合わせて5回分(第1回~第5回)のみ表示しています。
連載の全タイトルを参照するには、[この記事の連載 INDEX]を参照してください。
1. 【現在、表示中】≫ 編集後記、始めます! 「最高の動物園?!」「タイミング」
Build Insider編集スタッフによる編集後記を毎月最終日に公開。今月は編集長いっしきより夏休み体験と、編集部員かわさきによるタイミングの重要性の話を。
2. 「どん底」「IT技術メディアのこれから、どうなる(結論なし)」
編集スタッフによる月刊雑文の2回目。今月は編集長いっしきより「IT技術メディアのこれから」と、編集部員かわさきによる「どん底」の話を。
3. 「急用」「箱根合宿。あとMaker Faire Tokyo 2014で……」
編集スタッフによる月刊雑文の3回目。今月は編集長いっしきより「箱根合宿&Maker Faire Tokyo 2014について」と、編集部員かわさきによる「急用」の話を。
5. 「ついにこのときがきてしまった……」「お気に入りの2015カレンダー『ニャンとかなる』『まいにち修造』」
編集スタッフによる月刊雑文の2回目。今月はBuild Insider編集長いっしきより「お気に入りの2015カレンダー」と、@IT Insider.NET編集長かわさきより「ついにこのときがきてしまった……」の話を。